つれづれの月

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等差数列の公式

今回は

等差数列の公式

をまとめます。

例題も用意しているので、しっかり身につけておきましょう♪

 

等差数列

隣り合う項の差が一定な数列を等差数列と言います。

等差数列の最も重要な公式は一般項の公式和の公式です。

 

まずは一般項の公式から見てみましょう♪

等差数列の一般項の公式

初項を a、公差を dとするとき

 a_n = a + (n-1)d 

 

 さっそく例題で練習してみましょう。

<例題>

等差数列が  5,\ 8,\ 11,\ 14, \cdots と並んでいるとき、この一般項  a_n を求めよ。

 

<解>

初項が  5 で、公差が  3 なので、一般項  a_n

\begin{align} a_n &= 5 + (n-1) \times 3 \\
&=3n+2 \\
\end{align}

 

次に、等差数列の和の公式を見てみましょう。

 

等差数列の和の公式

初項を a、公差を d、末項を l、項数を nとするとき

\begin{align} \displaystyle (1) S_n &= \frac{n}{2}  (a+l) \\
\displaystyle (2) S_n &= \frac{n}{2} \{ 2a + (n-1) d \} \\
\end{align}

 

等差数列の和の公式は上の2種類があります。

末項  l がわかっているときは(1)が使えますが、末項  l がわからず公差  d がわかっているときは(2)を使う、というように使い分けていきましょう。

(補足:末項というのは、考えている数列の最後の項のことを言います)

 

<例題>

初項が  5、公差が  3 の等差数列の初項から第  10 項までの和  S_n を求めよ。

 

<解>

初項が  5、公差が  3 の等差数列なので、

\begin{align} \displaystyle S_{10} &=\frac{10}{2} \{ 2 \times 5 + (10-1) \times 3 \} \\
&= 185 \\
\end{align}

 

となります。 a_{10} の具体的な数字は与えられていませんが、公差はわかるので、和の公式の(2)の方を使えばよいのですね。

 

もちろん、 a_{10} の値を求めて、(1)の式を使って答えを出すこともできます。

一般項の公式から、

\begin{align} a_{10} &= 5+(10-1) \times 3 \\
&= 32 \\
\end{align}

となるので、和の公式の(1)より

\begin{align} \displaystyle S_{10} &=\frac{10}{2} (5 + 32 ) \\
&= 185 \\
\end{align}

と求まります。

 

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