2021年 早稲田大学 数学(基幹理工、創造理工、先進理工) 第2問
今回は2021年度 早稲田大学の数学(基幹理工、創造理工、先進理工)の第2問を取り上げてみます。
今年の2021という数字が使われていますよ ♪
(ちなみに、昨年は2020という数字が出てくる一橋大学の問題を紹介しています。
tsurezurebiyori.hatenablog.com
↑ 興味のある方はどうぞ!)
では、さっそく今年の2021の問題を見ていきましょう! ♪
問題
整式の割り算の問題です。
試験場では案外差のつく問題だと思います。
記事の後半で略解を載せていますが、略解を見る前に自分で少し考えてみてください ♪
、、、自力で解けましたか?
(1)は力ずくで解くことも可能ですが、できれば少し工夫して解きたいところです。
(2)や(3)では、二項定理を利用しましょう。
それでは答え合わせも含めて、ざっと問題を見ていきましょう ♪
略解
(1)についてですが、
より、
となるので、 を で割った余りは
となります。
次に(2)です。
なので、
これと(1)の結果より、
となりますが、二項定理から、
( は整式 )
と表されるので、 を で割った余りは、
を で割った余りに等しくなります。
より、 を で割った余りは ということになります。
最後は(3)です。
が3の倍数なので、 とすると、
ここまできたら、もう解けたも同然ですね ♪
(2)のときと同じように二項定理を使って考えると、
を で割った余りは 、
つまり は で割り切れることになります。。
、、どうでしたか?
(2)や(3)は少し難しかったかもしれません。
試験場では差がついた問題だったでしょう。
整式の割り算は基本を押さえることが大切です。
苦手な人は対策をしっかりやっておきましょう!
ではでは、今日はこの辺で ♪