医学部の面接
こんにちは!
今回のテーマは
医学部の面接試験
についてです。
医学部受験では避けて通れない面接試験。。。
筆記試験には自信があるけれど面接はちょっと、、
という人も多いのではないでしょうか?
医学部の面接ってどんな感じなの?
面接の時の服装は?
面接ではどんなことが聞かれるの?
面接ってどれくらい大事なの??
などなど、医学部の面接について気になる方!!
今回はそんな疑問にお答えしていきます。
面接試験の対策の仕方がわからない!
筆記試験の対策で手いっぱいで、面接のことまで考えてない!
本記事はそんな受験生さんや学生さん向けの記事になります。
- 医学部に面接試験はなぜあるの?
- 医学部面接ってどんなもの?
- 面接試験の対策は何をやればいいの?
- 面接試験時に気を付けたいことは?
- 面接時の服装は?
- 面接ではどんなことがよく聞かれるの?
- 面接ってどれくらい重要なの?
- 終わりに
医学部に面接試験はなぜあるの?
まずは医学部の面接試験について軽くおさらいしておきましょう。
医学部の入試では筆記試験とは別に面接試験というものがあります。
実は昔は面接試験というのはあまりありませんでした。
入試はほぼ筆記試験のみだったのです。
ただ、近年になって、医学部の入試の世界では、学力だけではなく、人物(人間性)も見ていこうという流れが出てきました。
(この背景には医学部教育の変遷、世論や時代の動向、国の意図、そういったものが複雑に絡んでいると推察されますが、ここではそんな難しい話はもちろん割愛します!安心してください!笑)
その学生が医師となるにふさわしい資質、適性を備えているかどうか、それが入試の際にしっかり判断されるようになったのです。
この動きを踏まえて、各大学の医学部入試では、次々と面接試験が導入されていきました。
とはいえ、少し前までは面接を実施していない国立大学がまだありました。
(東京大学の理科Ⅲ類は、他大学で言うところの医学部にあたるところです)
ですが、東京大学では2018年の入試から面接試験が導入され、最後に残った九州大学医学部も2020年の入試から面接試験が導入されるようになりました。
その結果、現在では入試に面接試験のない医学部は存在しません。
医学部受験生にとって面接試験は避けて通れないものになったのです。
しかし、面接試験に苦手意識がある受験生さんは意外に多いです。
きっとこの記事を読んでくださっているあなたもそうではないでしょうか?笑
そこで、、(ここからが本記事の本題です笑)
ここからは医学部の面接試験について、その実態や対策の立て方をみていきましょう。
医学部面接ってどんなもの?
実は医学部の面接にはいくつか種類があります。
一番多いのは個人面接のタイプです。
これは受験生1人 対 面接官1人または数人で行われる対話形式の面接です。
面接官は2人~3人であることが多いです。
このタイプでは、面接官からいくつか質問され、それを受験生は順次答えていくことになります。
医学部の面接試験で一番多いのがこのタイプです。
なので、基本今回はこの個人面接に話をしぼって説明していきます。
他の面接形式としては、例えば集団討論型などがあります。
このタイプでは、面接官から話のテーマを与えられ、そのテーマに関して複数人の受験生で討論していきます。
滋賀医科大学などの面接試験はこの集団討論型です。
(注:本記事では先に説明した個人面接のみを扱います)
面接試験の対策は何をやればいいの?
面接試験は実際の人相手の試験です。
そのため得意な人もいれば苦手な人もいるでしょう。
しかし、個人面接で受験生がやることというのはそう複雑ではありません。
- 試験室に入る
- 椅子に座る
- 面接官からの質問にいくつか答える
- 試験室から退出する
この4つだけです。(当たり前ですね笑)
1と2と4については、ちゃんとマナーを守ってやればいいだけなので特に問題はありません。
問題は3ですが、面接官から聞かれる質問というのもおおよそ決まっているものが多いです。
なので、事前に聞かれるであろう質問を想定しておけば、ある程度は切り抜けられます。
つまり、
全体の流れを軽くイメージトレーニングして、想定される質問について事前に自分なりの回答を考えおく
これが面接試験に大変有効な対策になります。試験勉強の合間や面接試験前日にはぜひやっておくことをおすすめします。
面接試験時に気を付けたいことは?
面接の際には気を付けておきたいマナーがあります。
ここでそれらをまとめておきましょう。
- 待合室で私語はしない
- 試験室に入室する前には必ずノックをして、許可をとってから入る
- 入室後は一礼する
- 椅子の横に立ち、受験番号、氏名を名乗る
- 勝手に試験室の椅子に座らない(面接官の指示があってから座る)
- 椅子に座っている間は背筋を伸ばし、姿勢を正す
- 返事ははっきりと言う(小さい声でもごもごと言わない)
- 試験室から出る時も一礼してから出る
- 退室後は速やかに帰宅する
基本的に普通にやれば特に問題は起きませんが、大きな失礼があったときには減点対象となることもあります。
面接試験の際にはこういったマナーには気を付けるようにしましょう。
面接時の服装は?
基本的に高校の制服で大丈夫です。
もちろんスーツを持っている場合はスーツでもいいです。
多浪生や再受験生などはスーツで臨むことも多いです。
私服はなるべく避けましょう。
面接ではどんなことがよく聞かれるの?
面接では何を聞かれるかわかりません。
しかし、頻出の質問、つまりよく聞かれる質問というのも少なからずあります。
そういった質問には予め自分なりの回答を考えておきましょう。
そうすることで試験時に慌てなくてすみますし、なにより自分の意見を整理することができ、いい面接対策になります。
頻出の質問について、いくつかここで列挙しておきます。
- あなたはなぜ本学を志望したのですか?
- なぜ医師になりたいと思ったのですか?
- 後期試験はどこを受けますか?(前期試験はどこを受けましたか?)
- 本学以外に受験を考えている、あるいは受験した大学はありますか?
- 卒業後、〇〇(地方、大学所在地)に残りますか?(地方大学ではよく聞かれる)
- あなたの考える優秀な医師とはどんな医師ですか?
- あなたが尊敬する人物は誰ですか?
- 何科志望ですか?
- 大学ではどんなことがしたいですか?
- 身内に医療従事者はいますか?
このような質問は頻出です。
事前に自分なりの回答ができるようにしておきましょう。
もちろんこれ以外のことや予想外のことが聞かれることも多々あります。
面接の際には取り乱さずに、落ち着いて返答することが大切です。
面接ってどれくらい重要なの?
これは大学によってまちまちです。
面接をかなり重視する大学もあれば、あまり重視していないような大学もあります。
志望する大学の面接点の有無とその配点はぜひチェックしておきましょう。
面接が点数化される大学では面接点というものが存在します。
それが筆記試験の点数と合算されて合否判定に使われるわけですが、
入試の合計点に占める面接点の割合(面接点の配点率)が大きい大学は面接を重視している大学と考えられます。
面接が得意な人は問題ないですが、面接が苦手な人はこういう大学は避け、面接点の配点率が小さい、または面接点がない大学を選んだほうが無難でしょう。
また、入試の方式によっても面接の重要度は変わってきます。
一般的には一般入試に比べて推薦入試や学士編入では面接がより重視される傾向があります。
そうした点も押さえておきましょう。
終わりに
医学部受験生にとって面接試験は避けては通れない試験となりましたが、対策をすればそれほど怖いものではありません。
大切なことは、
全体の流れを軽くイメージトレーニングして、
想定される質問について事前に自分なりの回答を考えおく
ということです。
筆記試験の試験勉強で普段忙しくて、面接試験対策に時間を割く余裕はないよ!という人もいるでしょう。
そういう人は面接試験前日だけでも大丈夫です。
ぜひ試験の流れを軽くイメージして、想定されるであろう質問について、自分なりの回答をあらかじめ考えおいてください。