つれづれの月

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医大生が数学をはじめとして、大学受験や医学部受験、科学系のトピック、暮らしのネタ、etcを紹介していくブログです☆

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医学部再受験か!?それとも医学部学士編入か!?

こんにちは!

今回のテーマは、

医学部再受験と医学部学士編入

どちらを選ぶべきか??

です!

 

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一度他学部を卒業したけれど、やっぱり医学部に入りたい!

そういう人は結構多いのではないでしょうか?

 

 

「もともと医学部に行きたかったけれど、現役のころは学力が及ばず、仕方なく進路を変更した、、」

あるいは、

「若いときは医学部には興味がなかったけれど、色々経験を重ねる中で医学部に興味が出てきた、、」

 

などなど、人によって事情は様々だと思いますが、こういう状況で医学部に再度挑戦しようとする人にとって悩ましいのが、

医学部再受験と学士編入、どちらをやるべきか!?

だと思います。

ここでは、私の経験も踏まえて、この点について書いていきます!

 

 

医学部再受験と医学部学士編入

まず、医学部再受験と医学部学士編入の区別を明確にするため、

あくまでこの場での言葉の定義をしておきましょう。

 

医学部再受験は、

一度大学入試を乗り越えた人が再度、大学一般入学試験に挑むこと

 

医学部学士編入は、

学士を持っている人が、一般入試ではなく医学部編入学試験に挑むこと

 

のように言葉を定義しておきます。

では、さっそく、それぞれどういう人にオススメなのか見ていきましょう!

 

医学部学士編入がオススメな人

 先に医学部学士編入について書きます!

どうしてかというと、、、

学士編入の出願資格があるのであれば、医学部再受験よりもまずは学士編入を考えるべき

だからです。

なぜかというと、医学部に途中で編入できるため、最短で医学部を卒業できるからです。

一度大学を出られている方は既にある程度年齢を重ねていることも多く、そのような方にはこれは大きいはずです。

 

また、基本的に編入で入れば大学入学後に教養科目を再度学びなおすこともありません。

(再受験の場合は、他の現役生たちと同様に基本的には教養科目も再度履修する必要があります)

 

そして再受験に比べて学士の試験は科目数が少ないことが多く、試験勉強の負担がかなり低減されます

 

さらに、学士編入学試験は大学によって実施時期が異なるので、うまくスケジュールを調整すれば一年に複数回試験のチャンスがあるのです。

再受験だとチャンスは年に1回きりです。

 

こうした理由から、学士編入は基本オススメできるのです。

 

、、、しかし!!

 

学士編入にはいくつか注意点があります。

 

試験の情報が入手しにくいことについては過去の記事でも書いた通りですが、

一番厄介なのは、最終的に合格できるかできないかは学力以外の要素によるところも少なからずあるからです。

どういうことかというと、端的に言えば、大学が求めている学生のカラーに合っていれば合格しやすいし、合っていなければ合格しにくい」といった傾向が学士編入学試験では強いのです。

つまり、学士編入学試験では大学との「相性」がかなり重要になってきます。

なので、受かりやすい人もいれば、残念ながら受かりにくい人もいます

そういう意味では、多少運ゲーム的な要素がある試験です。

この点は注意しておかなければなりません。

 

以上を踏まえると、出願資格があるのであれば、とにかくまずは学士編入学を一度検討してみるべきです。

 

ただ、近年は学士編入の出願要件もなかなか厄介になってきています。

なので、出願に際して何か不都合がある方や、試験の情報収集などが面倒くさい方、純粋な学力勝負に自信がある!という方は、次に説明する再受験も考えてみましょう。

 

医学部再受験がオススメな人

医学部再受験がオススメな人を一言でいうと、

純粋な学力勝負で勝てる人

になります!

医学部再受験の一番の難点は、再びあの地獄のような戦いを制しないといけないことです。

つまり、

英数国理社の5科目をトータルに学びなおし、センター試験と2次試験の両方に照準を合わせ、かつ、現役で医学部を狙うハイレベルな受験生たちと競え合えるレベルにまで学力を持っていける

そのような人は再受験で戦っていけます。

 

学士編入学試験に比べて運ゲーム的な要素も低く、大学も選べるため、自由度が大きいです。

(注:ただし、高齢の再受験生を嫌う大学も存在するため気を付けなければなりません。そのような大学を受験したら点数調整されて(差別されて?)すぐ不合格となってしまいます。しかし、高齢の再受験生に寛大な大学というのもあるので、そういった大学を選んで受験すればよいのです

 

実際に医学部再受験を突破して医学部に入った学生をみてみると、多くの方が相当に高い学力を持っていることが多いです。

 

医学部再受験合格者には東大京大などの旧帝大出身者が多くみられますが、それは彼らがもともと高い学力の素地をもっているためでしょう。

 

そのような学力勝負で戦っていけるパワーのある人には医学部再受験はオススメできます。

 

終わりに

今回は医学部に再チャレンジする人向けに医学部再受験と医学部学士編入について書きました。

出願要件を満たせるのであれば医学部学士編入をまず検討してみるべきであり、

医学部学士編入学試験とはどうも相性が悪い人、面倒くさいことが嫌いで純粋な学力勝負に自信のある人、そのような人は一般入試も視野に入れていきましょう

 

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