つれづれの月

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医大生が数学をはじめとして、大学受験や医学部受験、科学系のトピック、暮らしのネタ、etcを紹介していくブログです☆

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医学部への3つの入り方 一般入試と推薦入試と学士編入学試験

こんにちは!

今回は医学部についてです。

日本の大学受験界において、医学部は最難関に位置する学部であり、

入試難易度が高く、入るには高い学力が要求されますが、

日本では医師になるための必要条件として医学部入学があり、

医者という職業への憧れ(?)から、受験生にとても人気のある学部の1つです。

 本記事では、そんな医学部への入り方について簡単にまとめましたので、

医学部受験を考えておられる受験生さんの参考になれば幸いです。

 

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 では早速見ていきましょう!

 

医学部に入る方法には、主に次の3通りがあります。

1一般入試で入学する

2推薦入試で入学する

3学士編入編入学する

 では、これらについて、一つずつ見ていきます^^

一般入試での入学

 一番一般的な入学方法です。

一般入試は基本的に高難易度で、非常に高い偏差値が求められます。

しかし、高校卒業、またはそれと同程度の学力があると認められた者には広く挑戦する機会が与えられる試験であり、最も受けやすい試験であると言えます。

(、、、とはいえ、残念ながら医学部には皆さんご存じの通り入試差別なるものが存在しています。この問題については別途記事を作ろうと考えています) 

推薦入試での入学

 これは一般入試に含めて考えてもよいのですが、様々な点でいわゆる一般入試とは異なるので別枠で考えることにします。

推薦入試の特徴は、何といっても試験の難易度が一般入試に比べて易しめというところです。

一般入試より早い時期に行われるため、試験範囲も一般入試より狭いことも多く(例えば、推薦入試では数学の試験で数Ⅲが範囲に入らないこともよくあります)、試験の難易度は一般入試に比べてグッと下がります。

ただ、この推薦入試は誰でも受けられるわけではなく、高校から”推薦”された者だけが受験資格を得られる試験です。

推薦されるためには高校在籍時の成績が重要になってきます。

試験自体の難易度は低いものの、高校在籍時に良好な成績を収めた現役生にしか門が開かれていないため、誰でも挑戦できるわけではありません。

また、すべての大学が推薦入試を実施しているわけではない点も注意が必要です。

いわゆる有名大学にはこの推薦入試という枠がないことも多いです。

例えば、東京大学理科三類東京大学の医学部にあたる)や京都大学の医学部には推薦入試というものはありません。

一般的には推薦入試はいわゆる”地方枠”のような扱いに似ているところがあり、地方大学の医学部には存在することが多いです。

学士編入での編入学

恐らく医学部入試の中で一番認知度が低いのがこの入学方法ではないでしょうか?

学士編入

何それ??

、、という人も多いと思います。

学士編入とは学士編入学試験のことであり、この試験は、基本的には学士という学位を持っている者に受験資格がある試験です。

、、ん?学士って何??

、、ってなりますよね。

はい、簡単に言えば、一度大学を卒業した者が受験できる試験になります。*1

この試験に合格すると、編入学という形で医学部に入ることができます。

一度大学で学んでいるので、教養科目は履修済みということで免除されるわけです。

この試験に合格すれば医学部2年後期、または医学部2年前期に編入することになることが多いです。

一回大学を卒業した人にとってはありがたい試験ですが、この試験には注意点もあります。

まずは、学士編入学試験を実施している大学がかなり限られていることです。

自分が行きたい医学部では学士編入学試験を実施していないということはざらにあります。

また、試験範囲は大学教養レベルのものまで含まれますが、試験自体の情報が一般入試などと比べると圧倒的に少ないため、試験形式や入試難易度が不明で、対策を立てにくいといった点には要注意です。

(この学士編入学試験については、また別に詳しく特集記事を書こうと思っています) 

終わりに

本記事では医学部への3つの入り方について簡単に説明しましたが、いかがでしたでしょうか?

いくつかの入り方があるとは言っても、医学部入試が大変難しい試験であることには変わりはありません。

だからまずは高い学力を身につけることが大切です。

これから医学部を目指される方、頑張ってください!!!

*1:卒業見込みの者も含みます。また、一定の条件を満たせば卒業しなくても受験できる大学も一部あります

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