2020年度 一橋大学 数学 第1問
今年の一橋大学の問題からも一題取り上げてみます。
2020年度一橋大学の数学 第1問です。
問題
整数問題です。
今年の という数字を使ってきていますね^^
(1)だけであれば単純に を で割って力ずくで余りを求めることもできますが、そうしたやり方はそもそもあまり得策ではありませんし、(2)のことを視野に入れて、工夫してやりたいところです。
まずは、 を で割った余りがどうなるかを考えてみましょう。すると、、、
略解
では、簡単に見ていきましょう!
以下、 で考えます。
(1)ですが、
, , , , ,
となるので、 を自然数として、
\begin{eqnarray}
10^n \equiv \left\{ \begin{array}{ }
10 & ( n= 1 のとき ) \\
100 & ( n= 4k-2 のとき ) \\
1000 & ( n= 4k-1 のとき ) \\
1920 & ( n= 4k のとき ) \\
1020 & ( n= 4k+1 のとき )
\end{array} \right.
\end{eqnarray}
となっていることがわかります。(ただし、 は自然数)
よって、 となりますね。
(2)については、
100桁の正の整数で各位の数の和が2となる数 が
( は 以上 以下の整数 )
と表せることに気付ければ、あとは簡単です。
であるので、
が で割り切れる条件は、(1)より、
となることですね。
このことから、求める個数は、、24であることがわかります!
どうでしたでしょうか?
(2)がちょっと難しいと感じた人もいるかもしれませんが、
一手目がわかればあとはそこまで難しくはないでしょう。
ではでは、今日はこの辺で!