つれづれの月

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医大生が数学をはじめとして、大学受験や医学部受験、科学系のトピック、暮らしのネタ、etcを紹介していくブログです☆

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2020年度 東京大学 数学(理科) 第1問

やっと2020年度の大学入試前期日程が終わりましたね!

(医学部医学科を受験されてる方はまだ明日に面接試験が残ってる!

って人もいるかもですが、とりあえず筆記試験は終わったということで!笑)

 

昨日、偶然(?)にも京大の数学を1問解いてみたので、

暇つぶしにバランスを考えて(?)東大の数学も少し見てみました。

 すると、2020年度数学の第1問はこんな感じでした

 

問題

f:id:tsurezurebiyori:20200314121217j:plain



 

略解

論証問題ですね。

一見すると複雑そうにも見えるかもしれませんが、

実はそこまで難しくありません!

 

(1)は、、、

 

これ当たり前ですね!笑

 \displaystyle a,b,c のうち負のものがあるとします。

例えば  \displaystyle a<0 であるとすると、  \displaystyle y=ax^2+bx+c  は上に凸な2次関数になるわけです。

つまりの解が  \displaystyle x>p として表されることはないので矛盾が生じます。

 \displaystyle b<0、c<0 の場合も同様です。

 

(2)は、、、

 

これも当たり前ですね!笑

 \displaystyle a,b,c のどれも  \displaystyle 0 ではないとすると、

(1)より  \displaystyle a,b,c は全て正ということになりますが、

(1)と同様に考えると、  \displaystyle y=ax^2+bx+c , y=bx^2+cx+a ,  y=cx^2+ax+b はすべて下に凸な2次関数になるので、十分大きな負の値であれば与えられた3つの不等式を満たすことになり、解が  \displaystyle x>p として表されることに矛盾します。

 

(3)は、、、

 

これはちょっと式変形したら一発です!笑

 \displaystyle a,b,c のすべてが  \displaystyle 0 になることはないことに注意して、

(1)、(2)の結果を踏まえて式変形したらすぐに導けますね。。

 

 

この問題はそれほど難しくはありませんし、論証問題の練習にはよいかもしれません。

 

では今回はこの辺で。。

 

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